東海道新幹線 運転を再開…架線切れ一時ストップ(毎日新聞)

「刺された!」「あいつ、やばい!」響く怒声、制圧試みるも…(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原17人殺傷 第2回】(10)

 《秋葉原無差別殺傷事件の犯行を目撃した男性の証言が続いている。加藤智大被告(27)のトラックが人をはねるのを見た当初、事故かひき逃げだと思ったという証人。直後に交差点にいた車をUターンさせ、交通整理に一役買っていた。ところが証人は、これがむごたらしい大量殺傷事件であることを、徐々に認識していくことになる》

 検察官「(車をUターンさせたときに)声を聞いたとかいうことはありますか」

 証人「そのあと、方角的には地図の右側(東側)ですが、『刺された』という第一声を聞きました」

 《大型モニターには、事件現場の交差点の地図が、傍聴席からも見えるよう大きく映し出されている》

 検察官「他には何か聞きましたか」

 証人「えー、『刺された』という言葉を、2、3回くらい、現場で誰かが叫んでいました。そのとき、交差点の右側、横断歩道がありますが、その近辺で、私にはガードマンに見えましたが、そのガードマンの人がこっちを見ながら、しゃがんでいく姿が目視できました」

 《「ガードマン」は、実際には加藤被告に刺されて重傷を負った警察官だ。検察官はそれを証人に確認したあと、警察官の位置を地図に示すよう促した。証人は赤ボールペンで、警察官の位置に「3」の印をつけ、自分の位置も印で示した。手の動きが、モニターに映し出される》

 検察官「その警察官は、刺されたと言っていたのですか」

 証人「いや、ちょっとそこまで分かりませんが、『3』の方角から『刺された! 刺された!』という言葉が聞こえてきました」

 検察官「警察官の様子はどうでしたか」

 証人「私の方角を向きながら、座り込んでいるような感じでした」

 《ここで、速記が交代し、法廷にやや間があく。加藤被告はうつむいて机の上にあるノートに目を落としている》

 検察官「他に何か、声を聞いたり、人を見たとかいうことはありますか」

 証人「えー…。その時に、まずこの状態で、私は交通事故と判断していたので、『刺された』ということに関して、理解できませんでした。レンタカーのトラックで交差点に走ってきたので、引っ越しか何かで地方から来た人が、東京の道が分からずに、赤信号に突っ込んで、事故を起こしたのかと…。引っ越しなので、(運転手は)カッターナイフか何かを持っているかもしれないので、事故に動転して、カッターナイフ程度のもので、人を刺しているのか、という感じを受けていました」

 《無差別殺傷という、あまりに衝撃的な出来事を目の当たりにして、証人も何が起こったのか、とっさには判断できなかったようだ。証人はさらに続ける》

 証人「『刺された』の言葉のあとに、交差点の真ん中から『あいつ、あぶない! あいつ、あぶない!』という言葉が、2、3回発せられました」

 検察官「声の主を見ましたか」

 証人「黄色い服を着ていました」

 《検察官に促され、証人は地図に黄色い服の人物の位置を地図に書き込んだ。歩行者天国だった交差点の南側は封鎖されていたが、そのすぐ内側だ》

 検察官「黄色い人の体の向きはどうでしたか」

 証人「私が見たときには、私の方を向いていましたが、その前に黄色い人が、地図上の左側(西側)から、『3』の方へ歩いていくのを見ました。その途中で『あいつ、あぶない』という言葉を出していました」

 検察官「『あいつ』が誰か、見ましたか」

 証人「そのとき、人が何人か立っている中に、1人『ぽつん』という感じで、人がいるのを見ました」

 《『ぽつん』と立っていた人物が、加藤被告のようだ。証人は検察官に促されて位置を地図上で示し、さらに言葉を続ける》

 証人「この後、(人物は)私の視界から1回、消えました。その後、私の目の前に来ました」

 検察官「歩いていましたか、走っていましたか」

 証人「私の目の前に来たときには、足を肩の程度に広げて、右手を前に突き出して、私の方に迫ってきました」

 《証人は、身ぶりをまじえながら説明していく。大型モニターの地図には位置関係が示された。交差点の西側だ》

 検察官「距離的に、最大でどれくらいまで接近しましたか」

 証人「ほとんど1メートルもない程度です」

 検察官「何か持っていましたか」

 証人「その時初めて分かりましたが、黒いナイフを持っていました。カッターナイフではなかったです」

 《証人は、「ナイフ」の部分に、非常に力を込めて答えた》

 検察官「見れば分かりますか」

 証人「分かります」

 《検察官が、再び透明なケースに入ったダガーナイフを取り出し、確認を求める。証人は「まあ、これですね」と答えた》

 検察官「その人物はナイフを持って、あなたに対してどうしましたか」

 証人「私の腹の方向に、何度か、刺そうという感じで、突きつけてきました」

 検察官「あなたはどうしましたか」

 証人「その時(ナイフと気付く以前は)、私はカッターナイフ程度と思っていたので、左手を出して飛びかかれば、これだけ周りに人がいるので、どうにかなるかと思いました…思いました。左手を前に出しながら、ナイフに向かって踏み出したんですが、相手の行動の方が早く、踏み出したときには、相手は私の右の方向に行ってしまい、すれ違ってしまった感じです」

 《証人はさらに続ける》

 証人「ナイフといっても、それほど強力と思っていなかったので、押さえつければどうにかなる、としか思っていませんでした」

 検察官「刺されても取り押さえられると思っていたのですか」

 証人「はい。(ナイフで左手を刺されても)頭を押さえつければ、これだけ人がいるので、少なくとも取り押さえられるだろうと思い、飛びかかりましたが、相手の動きが速く、私の右側に行ってしまいました」

 《加藤被告はうなだれて証言に聞き入っており、顔をあげようともしない》

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 総務省は3日、地方自治体の財政運営指針となる2010年度地方財政計画案をまとめた。地方税の大幅減に伴い、地方全体の歳入・歳出見込み額は前年度比0.5%減の82兆1268億円と2年連続で減る。ただ、疲弊する地域経済の立て直しのため、地方交付税など自由に使える一般財源は0.6%増を確保。歳出でも政策的経費などに充てる一般歳出を0.2%増とした。近く国会に計画を提出する。
 歳入では、景気悪化で地方税が10.2%減の32兆5096億円に落ち込む。交付税は雇用対策や地域活性化策の財源を確保するため、11年ぶりに1兆円以上増やし、6.8%増の16兆8935億円とした。これらを合わせた一般財源総額は59兆4103億円となる。
 歳出のうち、借金返済のための公債費などを除く一般歳出は66兆3289億円。縮減を続ける地方公務員の給与関係費を除くと1.2%増となる。雇用対策をはじめ、子育て・高齢者支援、地域活性化に充てる1兆円規模の特例費を計上した。 

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 男性は、2008年9月、名古屋市南区の乗用車で覚せい剤約0・03グラムを所持したとして起訴された。

 男性は「職務質問を受けて逃げた間に、警察官や第三者が車内に置いた」と無罪を主張し、判決は「男性以外が車内に置いた可能性を否定できず、覚せい剤を所持したとまでは言えない」と判断した。

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 事件や事故の被害者の遺品を展示する「生命のメッセージ展」が28日、東京都立川市の立川拘置所で開かれた。拘置所での開催は初めて。涙を流す受刑者もおり、立ち会った遺族は「人生をやり直すきっかけにしてほしい」と話した。

 メッセージ展は、00年に飲酒運転事故で長男(当時19歳)を亡くした鈴木共子さん(60)=神奈川県座間市=が発案。全国70カ所以上で開催され、08年には初めて刑務所で開かれた。同拘置所では被害者感情を理解させるため開催を決めた。

 被害者41人分の等身大オブジェや靴などの遺品を展示。受刑者60人と拘置所職員約180人が涙を流したり、オブジェの前で手を合わせた。02年に三男(当時19歳)を事故で亡くした岩嵜悦子さん(59)=東京都多摩市=は「被害者と遺族の思いが伝わったと感じた」と語った。【伊澤拓也】

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